多くの企業がサーバーを購入する必要がなくなり、アマゾンのクラウド・コンピューティング・サービスを利用しています。そして今、一部の企業はそのアプローチをPCでも再現しようとしています。Amazon Web Servicesは最近、Amazon WorkSpacesをリリースしました。Amazon WorkSpacesは、Amazonサーバー上での仮想Windows PCのデプロイをサポートします。
例えば、アップルのMac、iPad、アンドロイドやアマゾンのKindle Fireタブレット、グーグルのChromebook、あるいは通常のラップトップなど、複数の種類のデバイスからWindowsアプリにアクセスすることが理論的には可能です。
また、良好なネットワークがあれば、ユーザーは外でもオフィスと同じようにアプリを利用できるはずです。
AmazonのWorkSpacesを支えている新興企業TeradiciのCEOであるDan Cordingley氏は、「友人の家、モバイル機器、ラップトップなど、どこからでもそれらのアプリにアクセスできます。
もちろん、このサービスには、コンピュータを動かす必要がない、アプリケーションのセキュリティアップデートが自動で行われる、といった潜在的なメリットもあります。この仮想デスクトップ製品は何年も前から大企業向けに提供されており、多くの場合自社のサーバーで稼働しています。そしてWorkSpacesは、個人、中小企業、新興企業にも同じ使いやすさをもたらすことができます。
アマゾンのAWS部門によると、WorkSpacesは従来の仮想デスクトップ製品の半額以下、1ユーザーあたり月額35ドルから75ドルで販売されており、より高いレベルのバンドルでは、より優れたパフォーマンスや、Microsoft Officeなど、より多くのソフトウェアへのアクセスをサポートしています。
ブリティッシュコロンビア州とシリコンバレーにオフィスを構えるテラディチは、インターネット経由でアプリケーションを配信するPCプログラムに関連する情報を圧縮・暗号化する技術を自社開発しました。テラディチ社は、あらゆるタイプのコンピューター・デバイスをサポートすることに加え、大型コンピューター・モニターなどのデバイスに埋め込むことができるチップを開発しました。
アマゾンが中小企業やユーザーへのリーチを広げるにつれて、このサービスの人気は加速するはずです。





