この問題に近い情報筋が労働組合グループAlliance@IBMに語ったところによると、このレイオフは内部的には「プロジェクト・アポロ」と呼ばれているとのことです。しかし、IBMはこの団体をIBM従業員の正式な代表とは認めていないことに留意する必要があります。
IBMが何人の従業員をレイオフするのか、正確には誰も知りませんが、このレイオフ・ラウンドは2014年の人事再編計画の一部となります。IBMはレイオフの対象となる従業員数を明らかにしていませんが、同社のマーティンスジロットCFOは、IBMが今年のレイオフ・プロジェクトに約10億ドルを費やす意向であることを認め、レイオフは間違いなく第1四半期にに実施される予定。
ウォール街のアナリスト、トーリ・サクラチは、投資家向けレポートの中で、IBMは少なくとも全世界で13,000人の従業員を解雇することになるだろうと推定していると述べました。サクラチは、IBMがそのために従業員の退職費用として7万ドルを費やすと推定。
今月初め、IBMがヨーロッパとインドで1,200人以上の従業員を解雇したというニュースが流れました。IBMの米国従業員総数に関する非公式な統計を取っているAlliance@IBMは、IBMが昨年2,800人以上の米国従業員を解雇したと考えています。
IBMは最近、サーバー事業をレノボに売却しましたが、この取引が完了すれば、さらに約7,500人の従業員がIBMからレノボに移ることになります。
ニューヨーク州知事は今週、2016年末までにニューヨーク州内で少なくとも3,100人の従業員を雇用することを約束する協定をIBMと結んだと発表しました。
IBMはニューヨーク州アーモンクに本社を置き、この地域で最も重要な雇用主企業のひとつでもあります。IBMは、ダッチェス郡だけでも7,500人以上の従業員がいると言われています。
この問題に詳しい関係者によると、IBMの事業部門はどこもかしこもピリピリしているとのことです。
IBMの2012年末時点のグローバル従業員数は43万4,000人。
